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糖尿病神経障害が起こるメカニズム
投稿日 2018年1月11日 13:11:58 (糖尿病合併症)
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糖尿病神経障害から下半身筋力低下が起こるメカニズムは?
糖尿病性神経障害は、糖尿病患者の30~50%に発症する合併症だそうです。筆者も以前、病院で検査をいくつか受けて「神経障害がある」と言われました。当時は足の痺れもありました。
今では自覚症状は何もないので、ある程度は改善したんだと思います。
さて、糖尿病神経障害があると下半身の筋力低下が生じ、これが転倒やバランス障害の原因となっているんだそうです。しかし、下半身の筋力が特に低下する理由については今まで分かっていなかったんだそうです。
健康科学大学の研究によれば、神経障害により足などを動かすための運動指令を脳から脊髄に伝える配線にキズがつくのだそうです。そして、これに関連して大脳の中の「足の運動指令を担当する領域」も縮小してしまうことが明らかになったんだとか…
糖尿病患者の下半身の筋力低下の原因は筋肉そのものにあると思われがちですが、今回の研究により、脳内に問題が生じることがはっきりしたんですね。
なんだか難しい話なのですが、「糖尿病患者は筋肉が少ないので筋トレしましょう」といった単純な話ではなく、原因は神経にあるので血糖コントロールを良好に保って神経障害を改善するのが先だということでしょうか。
破壊された配線は元に戻るのでしょうか?
かなり気になるのは、その「破壊されてしまった配線」がどれだけ元に戻るのか?という点です。オメガ3脂肪酸のサプリメントで、神経の再生が期待できるそうですけど…
糖質制限を徹底するだけで神経障害がどこまで改善されるかは、筆者自身、まだ改善途上にあるのではっきりとは分かりません。でも少なくとも、高血糖が良くないわけなので、普通に糖質を摂取していては絶対に治っていかないと思います。
低血糖を起こさずに薬やインスリンで血糖値をずっと良好にキープしていくのはとても難しいことですから。
糖質制限をしながら魚を食べて運動をします
糖尿病神経障害と、それに伴う下半身の筋力低下に対しては、糖質制限をしながら魚の油を摂取し、適度な運動も取り入れていくのが現時点ではもっとも良さそうな方法に思えます。
ただ、合併症がある場合は特に運動は無理をしてはいけませんので、医師にOKをもらってから運動してください。
それで、破壊された「配線」がゆっくりと元に戻っていくといいのですが…それまで、とにかく辛抱強く続けていくしかないですものね。
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Source: 糖尿病総合ネット
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