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血糖コントロールには有酸素運動よりも高強度運動の方が優れている
投稿日 2018年4月22日 03:28:51 (糖尿病 ダイエット)
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ちはっす。
今回は、「そんなん当たり前の話だけど、世の中にはオカルト話が多過ぎる。」という話です(笑)
まずは、Diabetologiaという欧州糖尿病学会の学会誌に掲載された論文です。
簡単に説明しますと、毎日行う30分の中等度の運動よりも、食前に行う短時間の高強度運動の方が血糖コントロールは優れている、という研究結果です。
過去記事でも何度も書きましたが、これは理論的には当たり前のことなのです。
つまり、運動というのは、強度が高ければ高いほど血糖コントロールは良好になります。
そして、強度の高い運動を効果的に行うには食後の運動ではダメで、食前に行わなければなりません。
ですから、この論文の結果は、普通に理論通りで当たり前のことなのです。
ただどういう訳か、そう提唱する人があまりいませんでした(笑)
糖尿病患者が、非インスリン依存で血糖コントロールを行おうとすれば、コントロールの良し悪しは、これひとえにGLUT4の発現量がポイントとなります。
GLUT4の発現というのは、AMPK(AMP活性化プロテインキナーゼ)の活性化に依存しています。
AMPKはAMP/ATP比の上昇により活性化されます。
AMP/ATP比というのは、ATPがADPとAMPに分解されることにより上昇して行きます。
我々の身体というのは、このATPが分解される時のエネルギーを使っています。
つまり、ATPが大量に分解されればされるほどGLUT4の発現量は増えます。
ちんたら歩くよりもダッシュを繰り返した方が、当然ATPの分解量は増えます。
この辺の理論的な話は、
を参照下さい。
「こんな簡単なことも解らんか?」という世迷言の例をお見せしましょうか(笑)
例えば、Googleで「糖尿病 運動療法」と検索します。
出てきました一発め。
あ、これお医者さんのホームページなんで、紹介するとまずいかもしれないので、何て書いてあるかだけ紹介します(笑)
運動の種類は、動的で全身を使う有酸素運動(早足、ジョギング、水泳、サイクリングなど)
酸素をあまり吸い込まない短距離走や瞬発的な動きではなく、ゆっくりと酸素を吸い込みながら全身を使うジョギングや歩行、水泳などが良いでしょう。
次、糖尿病ネットワークのホームページ、
糖尿病の治療としてもっとも効果的な運動は、酸素を十分に取り入れて行う中程度の強さの運動、いわゆる有酸素運動(エアロビクス)です。
更に、厚生労働省の健康情報サイト・e-ヘルスネット
運動種目
運動により使われた筋が糖や遊離脂肪酸の利用を促進させるため、できるだけ全身の大きな筋を使用するウォーキング(速歩)・ジョギング・水泳・自転車などの有酸素運動を行ないます。
運動時間
運動の開始初期には、エネルギー源として主に筋グリコーゲンが利用されますが、運動開始10分後以降では血中の糖、15分後以降では遊離脂肪酸も利用するため、1回の運動継続時間は20分以上が必要です。
運動強度
エネルギー源として糖と遊離脂肪酸の両方が利用される中等度「ややきつい」と感じる程度の運動強度(心拍数が100-120拍/分、最大酸素摂取量の40-60%)あるいはそれ以下の強度が適切です。
世の中の糖尿病患者が、いつまで経っても治らない理由が解ってきたような気がしますね(笑)
もちろん、「有酸素運動に効果がない」という話ではありません。
効果はあります。(やらないよりはやった方が良いという程度に。)
しかしながら、糖尿病に最も効果のある運動の訳がありません。
世の中に運動の種類は五万とありますが、大概の運動なら有酸素運動より効果があります。
(有酸素運動より強度の低い運動は、なかなか探すのが難しい。)
尚且つ、有酸素運動などいくらやったところで、と言うかむしろやればやるほど、筋量が減ることはあっても増えやしませんから、糖尿病治療においては、ついでにやるか、気分転換にやるぐらいで十分です。
もう1点、↑で紹介した3つのサイトが、決定的に認識が間違っている点を述べたいと思います。
それは上記3つのサイトとも「脂肪を減らすには有酸素運動」と信じて疑っていないことです。
と言うか、たいていのオカルト・ダイエッターが唱える念仏です(笑)
これはもう決定的に間違っています。
脂肪が減るかどうかというのは、最終的にはトータルのカロリー収支でしかないのです。
(ATPをどれだけ消費したか?)
つまり、運動エネルギーで脂肪が使われるか糖が使われるかではなく、どれだけのカロリーを消費したかが最終的な脂肪の増減に関わるのです。
嘘だと思うなら、30分のエアロビクスと、30分のインターバル・エアロビクス(内10分は無酸素運動)とで、脂肪の減り具合を確かめてみると解ります。
オカルト・ダイエッターが正しいなら、前者の方が10分も脂肪が余計に燃えているのですから、前者の方が脂肪は減らなければなりません。
しかしながら、これ圧倒的に後者のインターバル・エアロビクスの方が脂肪が減ります。
何故なら、後者の方がよりカロリー消費が大きいからです。
ま、とは言え、高強度の運動というのは、糖尿病のグータラにとっては「天敵」みたいなものですから、なかなか難しいとは思います(笑)
もちろん、軽い運動で改善→寛解→完治まで行けた人は、わざわざ運動の強度を上げる必要はありません。
しかし、世の中には治りもしないくせに「高強度の運動は身体に悪い」とか「身体を壊す」等と吹聴するグータラもいます。
「糖尿病でいること」と「やりもしない高強度の運動」のどちらが身体に悪いのかは、考えるまでもありません。
「身体を壊す」に至っては、既に糖尿病で壊れているポンコツが何を言ってるのでしょうか?(笑)
こういうポンコツの言わんとすることは、
あなたのグータラには目を瞑りますから、どうか私のグータラにも目を瞑って下さい。
ということです(笑)
No pain, no gain.
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Source: 糖尿病も3ヶ月で完治する
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