-
2型糖尿病・高齢患者の血糖コントロールは高強度筋トレで改善する
投稿日 2018年1月19日 15:46:58 (糖尿病 ダイエット)
-
高齢者・女性・初心者の筋トレ【理論編】
-
糖尿病とは何か?を最初に理解しなければ改善などできない
-
糖尿病運動療法で最も効果のある運動は何をどうやれば良いのか?
-
脂肪を減らすための最も効果的な運動は何か?
-
絶食によるオートファジーの活性化は肝臓に脂肪を蓄積する
-
コロナワクチンは接種すべきか?
-
筋トレ女子の高タンパク質摂取と低タンパク質摂取の影響
-
質問にまとめて答えるコーナー【2】
-
2020年9月6日 おやつ編 2 自家ロースト渋皮付きピーナッツ
-
2020年9月6日 おやつ編 1 バナナ
-
2020年9月5日 おやつ編 3 ショコランテガーデナー(カカオ分72%)ダークチョコレート
-
2020年9月5日 おやつ編 2 自家ロースト渋皮付きピーナッツ
-
2020年9月5日 おやつ編 1 バナナ
-
2020年9月1日 今日の一品編 低糖質豆腐餃子
-
2020年8月31日 おやつ編 3 パイナップルケーキ
-
2020年8月31日 おやつ編 2 自家ロースト渋皮付きピーナッツ
-
2020年8月31日 おやつ編 1 バナナ
-
2020年8月29日 おやつ編 3 塩豆大福(小豆粒あん)
-
2020年8月29日 おやつ編 2 自家ロースト渋皮付きピーナッツ
-
2020年8月29日 おやつ編 1 バナナ
-
2020年8月23日 おやつ編 3 パイナップルケーキ
-
2020年8月23日 おやつ編 2 自家ロースト渋皮付きピーナッツ
-
2020年8月23日 おやつ編 1 バナナ
-
2020年8月21日 おやつ編 3 塩豆大福(小豆粒あん)
-
2020年8月21日 おやつ編 2 自家ロースト渋皮付きピーナッツ
-
2020年8月21日 おやつ編 1 バナナ
-
2020年8月8日 おやつ編 1 バナナ
-
2020年8月7日 おやつ編 3 よもぎ大福(小豆粒あん)
-
2020年8月7日 おやつ編 2 自家ロースト渋皮付きピーナッツ
-
2020年8月7日 おやつ編 1 バナナ
ちはっす。
ここんとこ続いている「高齢者シリーズ」の第3弾です。
今回は、米国糖尿病学会の学会誌に掲載された論文をご紹介します。
High-Intensity Resistance Training Improves Glycemic Control in Older Patients With Type 2 Diabetes
これを読んで驚いたのですが、この論文は2002年に掲載されているので、今から16年も前に既に王城メソッドの原型が研究されていた訳です(笑)
米国糖尿病学会では、随分前から運動療法に筋トレを推奨しています。
この論文の中でも、
最近の米国糖尿病学会と米国スポーツ医学学会は、高齢者のための運動プログラムの一環としてレジスタンストレーニング(筋トレ)を推奨しています。
と、書かれています。
特に、とんでもないデブが多い米国では、デブに有酸素運動を勧めても、肉体的にも精神的にも続かないから、筋トレを勧めた方が良い、という論調が米国糖尿病学会の中にもあります。
もちろん、もう少し学術的に丁寧に書かれていますが、言ってることは要するにそういうことです(笑)
その内、機会があれば記事を紹介したいと思います。
さて、この研究では60歳~80歳までの男女36人を集め、高強度筋トレ+カロリー制限と、柔軟運動+カロリー制限のグループに分け、6か月後の体組成や血糖値を調べました。
カロリー制限食の内容は、脂質の摂取量は30%(飽和脂肪酸は10%未満)、残りはタンパク質と炭水化物という、米国糖尿病学会を始め、各国の糖尿病学会が推奨する内容です。
運動の内容は、高強度筋トレグループは、週3回、1回45分のサーキット・トレーニングです。
1回の重量は、1回が限界の最大重量の75%~85%で、これを種目ごとに1セット8~10回、3セット行いますから、かなりの高強度です。
しかも、定期的に限界重量を測り直し、重量を上げて行くシステムですから、よくこんなのを爺や婆が週3回もできたものだ、と感心します。
更に、これで休憩時間も監視されますから、ほとんど、老人虐待のようなシステムです(笑)
反対に、柔軟運動のグループは、5分のサイクリングと30分のストレッチという、「舐めてんのか?」という内容になっています(笑)
とは言え、柔軟運動のグループでも6か月後には、HbA1cは低下し、体重も落ちていますから、「如何なる運動もやらないよりはやった方が効果がある。」とは、言えるのです。
(但し、除脂肪量も減っている。)
では、グループ間の差は、どれぐらいあったのでしょうか?
論文では、
この研究は、6ヶ月間、3日/週で実施・監督された高強度筋トレプログラムが、2型糖尿病の高齢患者によって安全で耐容性があり、血糖コントロールおよび筋力の改善に有効であることを示した。
筋トレとカロリー制限との組み合わせは、筋トレなしのカロリー制限と比較して6ヶ月後のHbA 1cレベルの3倍の減少と関連している。
更に、体重減少にもかかわらず高強度筋トレは、除脂肪量(筋量)の維持にも寄与した。
我々の所見は、血圧の上昇を刺激せず、高血圧のリスクが高い個体に対するこの運動形態の妥当性を支持することを示唆している。
これらの知見は、2型糖尿病の高齢患者の血糖コントロールの治療管理における高強度筋トレの推奨に強力な支持を提供する。
と、言っています。
2型糖尿病の完治を目指す会
糖尿病の完治を目指す人と完治した人が集まってます。
モンスターファクトリー・オンラインショップ
おまえら、たまにはここで何か買って下さい。
▼記事が面白かったらクリック!つまらなかったら懲らしめのためクリック!
![]() にほんブログ村 |
![]() 糖尿病 ブログランキングへ |
![]() |
![]() |
最新情報