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まだ死ぬわけにはいかないから…
投稿日 2018年1月4日 13:28:16 (糖尿病合併症)
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年末年始も病気と闘う人たちがたくさんいらっしゃる
遅くなりましたが、新年おめでとうございます。
筆者の糖尿病が悪化し、血糖値が制御不能な状態に陥って緊急入院したのは、ちょうどこんな寒い日の朝でした。ただならぬ体の具合に、もう死ぬんじゃないかと思いました。
あの朝、救急外来に夜勤明け?でいてくださった先生や看護師さん、このブログを読んでいてくださるでしょうか。おかげで、私は今もこうしてなんとか元気に暮らしています。本当にありがとうございました。
子供と一緒に病院の前を通ると、大晦日やお正月の夜にも病院の灯りがついていました。こんな時でも、自宅ではなく病院でこの時期を過ごさなくてはならない患者さんたちがたくさんいらっしゃって、先生方や看護師さんたちが支えてくださっている。その灯りを見て、昔のことを思い出してしまいました。
糖尿病で命を失うこともあります
糖尿病は合併症が怖いですが、糖尿病そのもので死亡することなんてほとんどないと思われるかもしれません。でも、やっぱり死亡することはあります。
血糖値が1000以上になり、意識を失って救急車で運ばれたという方も複数知っています。ほとんどは1型糖尿病の患者さんですけど、それまでは何ともなく、救急搬送されて初めて自分が糖尿病だと判明したそうです。
もし誰もいない自宅などで意識を失って倒れていて、長時間誰も見つけてくれなかったら?筆者の身にもそれが起こっていたかもしれないと考えると、ぞっとします。また、糖尿病が元で心筋梗塞などで死亡する方もとても多いそうです。
まだ死にたくない!!
筆者が糖尿病が悪化して入院していたとき、同室の患者さんたちはうんと年上の方ばかりでした。「あら若いのに糖尿病?可哀想ねぇ」などと言われて『どうして私、ここに居るのだろう』『私、何か悪いことをしたんだろうか…』とずっとベッドの上で考えました。
そして隣のベッドのおばあちゃんが悪気無く(?)「私の夫は数年前、糖尿病で死んだのよ」とおっしゃったとき『私は絶対に死んでたまるもんか、子供たちのために長生きするんだ!』と思いました。
とにかく、今死にたくないと思いました。何としてでも生きるんだ、と。そう思ったら、もうご飯もスイーツもまったく欲しくなくなりました。
そして当時、筆者の主治医だった若い医師(今は他の病院にいらっしゃいます)に相談して糖質制限を始めることになりました。
糖尿病を甘く見てはいけません
会社の健康診断などで早期発見できた2型糖尿病の方などは、おそらく自覚症状は何もないと思うので、あまり危機感がないかもしれません。
でも、糖尿病ってホント甘く見てはいけない病気だと思います。
昔よりはマシになったそうですが、やっぱり糖尿病患者の平均寿命は健常者の方と比べて短いのです。生きていても、重い糖尿病合併症があると非常に大変です…
糖尿病を甘く見て、甘いモノばかり食べていると本当に大変なことになるかもしれません。甘くない顔をした糖質も一緒です。
どうか大事な家族のために、命を大事にしてください。そして、同じ悲劇を子供の世代に繰り返さないようにしてあげてください…
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Source: 糖尿病総合ネット
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