糖尿病を放置しているとどうなるでしょうか

健康診断を受ける機会がありませんでした

筆者は長年、糖尿病であることに気付かないままほったらかしてしまいました。それは主婦だったので健康診断を受ける機会がなかったせいです。パートをしていた時期もありましたが、社員以外は血液検査はありませんでした。

若い頃はよく献血していましたが、子供を産んでからは面倒になり、一切していませんでした。つまり、自分が高血糖になっていることに気付く機会はまったくなかったわけです。

ちょっと血糖値が高い程度では自覚症状は何もありません。まさに「痛くもかゆくもない」状態です。もし健康診断を受けていれば、早い段階で診断されていたと思いますが…

筆者と同じように、糖尿病にかかっていても重症になるまで気付かない方はいらっしゃるそうです。なんと、目が良く見えないなどの自覚症状が現れ、眼科を受診して初めて糖尿病と分かる方もいらっしゃるそうです。

どうしたら糖尿病を早期発見することができるのでしょうか…

血糖値が少し高めというだけでは尿に糖も出ませんし、まったく自覚症状はありません。しかし、病気が進行すると空腹時血糖値も徐々に高くなり、症状が現れてきます。

筆者の場合「のどの渇き」「頻尿(夜間もトイレに起きる）」「口の中がときどき泡っぽくなる」という症状がまずありました。

次第に「免疫力の明らかな低下」「倦怠感」「安静時頻脈」などが出始め、「切迫性尿失禁」「足の指のしびれた感じ」「たまに足の指がチクチクする」が加わりました、現在は、これらの自覚症状はすべて消えております。

切迫性尿失禁や夜間頻尿なんて、中年以降の女性によくあることかしら…と思っていましたし、のどが渇くのは運動をするせいだろうと思っていました。

これらの自覚症状が出てきてもなお治療しないで放置していると、どうなるでしょうか？最終的には、目が見えなくなり、腎臓の機能が完全にダメになり、足がくさって切断することになるでしょう。

それよりも前に、心筋梗塞や脳梗塞になり死亡するかもしれませんし、ガンが命を奪うかもしれません。恐ろしいことですが、これが現実です。だから糖尿病は甘く見てはいけないんです…

糖尿病で死ぬことなんてないと思うかもしれませんけど、やっぱり死ぬことがあるのです。

糖尿病を早期発見するためにもっとも確実なのは、食後に血糖値を測定することです。食べたものによりますが、だいたい食事開始から１時間後ぐらいで血糖値はピークになります。重症の糖尿病だと、血糖値のピークはもうちょっと遅れることがあるようです。

いきなり病院に行くのは、抵抗もあるでしょう。まず血糖値を測定してみることです。

また、すでに糖尿病と診断されている方でこれまで合併症がなくても、血糖コントロールが良くなければ合併症が出てくることが多いです、気を付けてください。